ロッシさまが!!😱😱 エナメルですから😱😱

本日、久しぶりに改まったお出かけ❤️ということで、半年振りにSergio Rossiのパテントシューズを引っ張りだしてきました、ら、なんか様子がおかしい!


表面の光沢が無く、ベタベタしている上に触った後の指紋が!!


でたーーーーー😱😱😱😱😱


加水分解だ。。。。しかもこんなにがっつり_| ̄|○

加水分解とは、樹脂素材のものが空気中の水分と化学反応を起こしてしまう現象で、20年ほど前からヨーロッパブランドのお洋服を含むファッションピースに起こりがちなもの。主に湿度が高く、夏場は高温になるアジアに見られ、当初は乾燥した気候のヨーロッパでは事例がなく、なかなか本国に理解してもらえなかったのです。ただ、近年アジア諸国でのマーケットの大きさを考えると。。。対策取っていて然るべき。。(今は殆どのブランドで、アジアの高温多湿な気候を意識した商品開発がなされているはず)


時間がなかったので、取り敢えず柔らかい布で全体を磨き上げ、家を後にしましたが。。。(その辺は割と冷静)

念のため、箱に書いてある品番を控えて、駅に向かいながら、ロッシのお店へお電話📱 

そうしましたら、案の定、パテントのベタベタは良くあるらしく、品番を聞かれるまでもなく、クリーニング致しますのでお持ちください。との事。

でも私、知ってるの!化学反応って不可逆反応(つまり元に戻らない反応)でクリーニングしても、根本的な解決にはならないことを!

でさらに深く突っ込む。私もこの業界にいるのでお聴きしたいのですが、これって加水分解ですよね?こうなってしまうともう戻らないはずですが。。お姉さん曰く、そうですが、クリーニングでキレイになってます。

うーむ、取り敢えずの処置か。。。


でも、仕方ありません。高級商材って、そういうものなんです。カシミアの美しい風合いと保温性と発色の良さを享受したいのであれば、毛玉になった!なんて野暮なこと言う方が間違っているのです。カシミアは良質であればある程、その糸は細く柔らかで、ということは毛玉になるのは当たり前なのです。それがイヤならファストファッションの毛玉になりにくいカシミア(そう唱ってしまう時点で大きな矛盾)を買うべきなのです。

なのでこのロッシ様の美しいツヤやカラー、はたまた道端のタイルとタイルの間や溝の金属のカバーの間にはまっちゃうじゃない!と言うほうが間違っている細〜い繊細なヒール(本来お車横付けでレストランにお入りになる方しか履いちゃだめ)、実用性を求めるのがそもそも間違いなのです。

ただ、そのクリーニングとやらに興味はあるので、後日持って行こうと思っているのですが。(もちろん追記致します。)


用事を済ませて、自宅に帰るや否や、ルブタンさまやアルマーニさま(こうして考えると、私、パテントのハイヒール好きですね❤️)のご機嫌伺いに馳せ参じました。彼らは無事でございました。(メーカーによって、同じパテントでも成分は異なりますからね⭐︎)

今回感じたのは、どんどん履かなきゃってこと。仕舞ったままではいけませんね👠👠


ベタベタになってもフォルムは美しひ。。。f:id:hihitomi:20160729180054j:plain